コラム~先手~

先手を打つとは「見えないもの(こと)に対して方策を練り、実行する」だと考えます。
起こったことの原因を探る「方向」とはある意味、真反対でしょう。


「君子になるために身につけるべき六芸(りくげい)」の中に「射」があります。
「矢」をどこに放つか?ここでいう射は恐らく動物に対してです。

どこに動くかを予想し、今はそこにはないところに矢を放つ。

その命中率の高い人が君子(リーダー)としての資質が高いと言われたのではないかと考えます。

勇気もいるし、洞察力、先見、決断、責任の取り方、様々な人間としての総合力が求められます。いないことを嘆いてもしょうがありません。我々は育ててますかね?

六芸(りくげい)には「樂」も「数」もあります。数樂の会が目指すところはそんなところです。