8月10日(土)に能楽師安田登先生をお迎えしました。
お盆前の土曜日にも関わらず、多数おいでいただき感謝申し上げます。
今回初めて参加してくださった方や、教え子や教員も多く参加していただきました。
少しずつ広がっていくことを嬉しく思います。
前日は新幹線の中にパソコンを忘れて、博多まで取りに戻られました(^o^)
講座内容です。
『役に立つ古典』(NHK出版)を題材に、この冊子のできたいきさつから。
最近は書籍を最後まで読む人が少ないということから薄い本にしたそうです。
『奥の細道』から、松尾芭蕉が俳諧を選んだ理由やなぜ旅にでたのか?
士農工商の外側「今までにない職業」を目指したのではないか?能の旅(鎮魂)の旅であった。音読の大切さ。
当時はどのように詩を読んでいたか?(迫力のある謡いを披露してくださいました(拍手!))
『古事記』について、「成る」がテーマ(数樂の会常連の方は私の話と繋がったのではないでしょうか?)
古代人は今は聞こえない「音」が聞こえていた。(大祓いの祝詞の中にもあります)
『論語』について、「四十=不惑」これは本当か?「五十=知命(天命を知る)」天命とは何か?天とはどこか?
『中庸』について、「誠」について。吉田松陰の「誠」と新撰組の「誠」の違い。そして、成功した「誠」が二宮尊徳。
村人の「心田開発」に10年を費やす。それから田畑の整備に取り掛かる。
「五十貫目を背負えるものは五十貫目のものを 百貫目を背負えるものは百貫目を」
それを羨ましがったり、蔑んだりしてはいけない。
【本当のケチ】(鍵山秀三郎『一日一話』PHP研究所より抜粋)
「本当のケチは、せっかく使える自分の手や足や口や耳や頭を持っていながら、出し惜しみをいて使わず、あの世に持っていってしまう人。この人が最大の「ケチ」だと思います。」
私はこの話を思い出しました。
私の大好きな『古事記』『論語』『中庸』を取り上げていただき、鍵山秀三郎師の生き方と照らし合わせました。
50歳で自分の職業を一旦変更した私ですが、「天命」に従う生き方を模索しています。
「する」のではなく「なる」を意識しています。
安田先生にご縁を頂き発足した【数樂の会】です。感謝しかありません。
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