今日の授業は「節分」を扱った。
私「今はお正月だね?」
生徒「???」
私「豆まいた?」
生徒「はい!」
私「なんで?」
生徒「???」
私「何の豆をまいたの?」
生徒「??? 多分大豆?」(落花生や飴という生徒もいた)
私「なんで大豆なのかね?」
生徒「???」
私「節分って何?」
生徒「季節の分かれ目」(読んだだけ・・・ 立春!という声も・・・)
私「何と何の?」
生徒「冬と春」
私「そうだね。でも今日はぶち寒いよ。春?」(寒波が来て-3℃の日)
生徒「・・・」
答えは言いません。そもそも1300年も続いている伝統に今の価値観が通用するはずもなく、後付けの理由が多いと思われるからです。
調べるヒント、問いを立てる練習として挙げているのです。私見も伝えます。批判すればいいと思います。だって正解はないのですから。
「大豆」→「芽が出る」→「目?」
「大豆」→「穀物」→「煎る?」
「雪」→「春?」→「暦」
など、古典、歴史、文化、宗教、天文、を感じて欲しいのです。そして、”今現在”を客観的に見る力をつけて欲しいのです。時空を超えて先人に寄り添って欲しいのです。
この時期、報道では鬼に扮した人間に豆を「ぶつけて」、喜々とした幼稚園児などを微笑ましく伝えます。「豆まき」の様子だと・・・???
明らかに「まいていない・・・」。「食べ物を人に投げつけている」。
そして、「人をいじめてはいけません。」「食べ物を粗末にしてはいけません。」と教えます。
それを約10年間繰り返し、鍛えられて、冒頭の問答になります。
楽しい行事としての「豆まき」を否定はしません。ただ、大人の中に10人に1人でいいから、「なんで鬼が出てくるの?」
などの問いを子供にかけてあげて欲しいなーと思うのです。
最近では新聞紙を丸めて投げている幼稚園などもあるそうです。20年後のこの行事は何を何に投げているのでしょうか?恵方巻きの存在も侮れません。まさか・・・合わせ技で・・・(゜_゜>)
次は国民的行事「バレンタインデー」が待ってます。怪しい数学教師は言いたいことが多いのです(^o^)
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