お正月は家内の実家で過ごし、こちらに夜帰ってきてお風呂に入ろうとしたら、ボイラーの調子が悪くお湯が出ない。早速アフターサービスに電話して、こちらでできる応急処置をしてみたけどダメだった。しかし、お正月の夜中でも対応してくださる業者には感謝です。このご時世、クレームばかりだろうに・・・と思った。
翌日改めて電話をすると、メンテナンスをする方を派遣してくださった。まさにプロフェッショナルな方だった。結果、修理できずに残念がっていらっしゃったが、機器は寿命があるように作ってあるのでしょうがない。大きな出費は痛いが・・・それより、凄いプロフェッショナルと出会えたことに感謝した。帰り際に、コーヒーを飲んでいただき、お土産を渡した。
業者に連絡するが、お正月休みなので連絡がつかない。
お湯のない生活を子供が初めてすることになる。
シャワー、洗い物など、子供は、生まれてから当たり前にあったモノが、ないという生活をしている。色々感じ取ってほしい。そして、工夫するということを学んでほしい。
お風呂は親元に入りに行かせていただいている。子供たちは何だか嬉しそうだ。親も毎日孫が来てくれるのが楽しみなようだ。
ひと昔の風景である。
無いものは”借りて”いたのだ。または”もらって”いたのだ。
味噌、醤油、お米、電話、テレビ、お風呂・・・
今はどうであろう?無いものは”買う”ことが普通だと教育されている。最悪”盗る”になってしまう。
それはその方が「簡単」だからである。
”簡単で明解”という言葉は聞こえはいいが、裏を返せば”手抜き”である。
人としての情理を尽くすことを「さぼる」ことである。
無茶苦茶に自分勝手に生きている人にはモノを貸したり、あげたりはしない。人はそんな生き物だと思う。
しかし、お金があれば自分勝手にふるまえるようになってしまうことは可能になる。そんな世の中だ。
「お金持ちになりたい」=「自分勝手にふるまいたい」ではないのか?
ボイラーが壊れていなければ、親と話すこともなかった時間である。「食事もどう?」「お菓子買ってきたよ。」「お茶飲んで帰り。」と互いに気遣う言葉が飛び交う。
頭を下げる、お礼を言う親の姿を子供が見るチャンスでもある。
「壊れなければ、築けない(気付けない)」のかもしれない・・・
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岡本拓也 (土曜日, 06 1月 2018 08:53)
素晴らしい!の一言です。
中村典彦 (月曜日, 08 1月 2018 21:12)
壊れること
自分が成功しているような状況の時って何も見えていない。
全ての状況が悪化し崩壊手前に気づく・・・あの時さぼっていなければ・・・
ぶっちゃけこの繰り返しだなと。
成功→その状況に満足して怠慢になる→崩壊手前にやばいと何とか立て直す→立て直すと安心してまたさぼる→また崩壊しそうになる・・・
この繰り返しで自分はなんて愚かなんだろうって思うんですがやはり、うまくいっている時には物事が全く見えなくなってしまう・・・こうならないように気をつけようと決心しても結局同じことの繰り返し・・・この意志の弱さ・・・
今までは何とか崩壊しかけて建て直しできたからいいが、この繰り返しではいつか取り返しのつかないことになってしまいそう。
壊れてはじめてわかる、そのとおりだと思います。
でも、もうさすがにこれ以上は崩壊しそうになってから気づくなんてことはしたくないなと強い意志をもって気を引き締めていきたいなと思います。
40歳目前になってふと高校時代や大学時代が懐かしくなりました。
高校時代、大嫌いだった数学、苦痛だった勉強合宿、記憶にはかすかながらいい思い出だったなと思います。
今の時代にこそ、ああいう体験がもっと必要なんじゃないかと思います!!
少し注意、指導すれば、それに腹を立て、じゃあ辞めますと簡単に言い捨てられる時代、未来に通用する素晴らしい人材をこういった教育の場で沢山送り出していって欲しいです、応援しています。
てか僕らの頃とは全く別物の次元の特進クラスになっていることに驚きです笑
凄いわー
藤野貴之 (日曜日, 14 1月 2018 10:46)
岡本拓也 様
コメントありがとうございます。岡本様のような理解者、援助によってこの会は成り立っています。感謝申し上げます。
藤野貴之 (日曜日, 14 1月 2018 10:51)
中村典彦様
コメントありがとうございます。
もしかして、私が最初に担任を持った卒業生の中村君ですか?お久しぶりです。お元気ですか?
その時は私は20代。恥ずかしいことしか思い出せません。時代も変わりましたが、私も変わりました。
お互い成長していきましょうね。同級生と連絡が取れればよろしくお伝えください。
気にしていただきありがとうございます。