8月特別講座「講師 安田登先生」

8月27日待ちに待った能楽師安田登先生の登場でした。
暑い日でしたので、エアコンの効く茶室での開催となりました。岡本さんに感謝です。入り切らないほどの方に参加いただきました。重ねてお礼を申し上げます。

安田先生には5年前から懇意にしていただき、本当に良くしていただいています。なかなか、土日は本職の能舞台が入ることが多いので、開催が難しい(北九州や周南は平日の夜が多い)のですが、来ていただけました。また、今回はお師匠、お母さまが直前に続けてお亡くなりになり、心も行事も平常ではない中を縫って来ていただきました。ありがとうございます。

「数楽の会」用の資料(上記)も作っていただき、『論語』について学びました。なんと1行に1時間かかりましたね(笑)。
「学而」、「切磋琢磨」、「温故知新」と続き「初心忘るべからず」の世阿弥の言葉の解釈を教えていただきました。そして、何千年に一度の人類の大変換点、技術的特異点(シンギュラリティ)を間近に迎えている我々への「生き方」「考え方」へのヒントをくださいました。
参加者の方から「目から鱗が何枚も落ちました。へー!すごい先生がいらっしゃるんですね!」というお言葉もいただきました。主宰者としては最高の褒め言葉です。ありがとうございます!

安田先生が作られたテキストはまずその時間に終わることはありません(笑)。何回講座を聞いてもそうなりますので、慣れてください(笑)。それくらい丁寧に読むということと、きちんと聴衆の反応を見ながら話を進めていらっしゃることの証拠だと思います。また、その場における”イノベーション”をとても大切にしていらっしゃるように思います。

”一期一会の中に突然そこにしか立ち上がらない何か!”これが人の話を聞く醍醐味だと思います。これを感じに来ていただけると嬉しいです。

年内に「能」と『論語』の新書が2冊、来年には『古事記』関係の本が2冊発刊されます。楽しみですね。
それからネットで読める連載も始まりましたので、FaceBookでご紹介していきます。

次の日は高校で3時間、能面も持参していただき、また、私とのコラボレーションもしていただきました。これからの主役である生徒の未来への扉が開くと嬉しいです。
帰る前にちょっとしたトラブルを難なくこなして(笑)、古事記の勉強会のため東京へお帰りになりました。
「また来まーす!」と言われて・・・

ご参加の皆さんありがとうございました!
残念ながら日程が合わなかった皆さん、是非次回を期待してください!




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コメント: 2
  • #1

    あだち です (月曜日, 04 9月 2017 19:43)

    数楽の会で思考が変わりました。
    大切なものを見る力を導いていただいて感謝しています。

  • #2

    藤野 (火曜日, 05 9月 2017 06:17)

    あだちさま
    嬉しいお言葉をありがとうございます。
    答えを教える会ではなく、皆さんそれぞれが問いを立てるきっかけになる会になれば本望です。