福岡と東京を2日間で移動した。
福岡へは車で高速道路を利用した。最近のサービスエリアは使い心地が良く、どこも人が多い。
お土産売り場も生鮮食品を扱っているみたいでまるで市場のようだ。
東京へは空路をとった。羽田空港でもショッピングセンター並のお土産売り場である。全国の産物が並んでいる。(萩のコーナーもあった)
私を含めて、みなさん品定めをして歩いている。両手に抱えきれないほどの袋をぶら下げているご婦人も見かける。(機内に持ち込めるのかな?)
みなさんが買い物をするとき、何を考えてるのかなー?と考えた。きっと、お土産を渡すそれぞれの人の顔を思い浮かべているに違いない。「○○さんはお酒飲むよね。△△さんは甘いもの好き。あの子はこれを買ってきてと言ってた。」等
少なくとも私は財布の中身と相談しながらそうする。そして、買い過ぎてしまう(*^_^*)
そう、お土産を買うという行為は私以外の人に思いを注ぐという行為なのだ。
買ったお土産を渡すときの相手の笑顔を先取りして喜んでいるのだ。
そしてそれが私自身嬉しいのだ。
鍵山相談役からお聞きした話がある。
「私は何一つ自分でしたことはないと思ってますが、したとすれば私を応援してくれる人をつくっていったということかもしれませんね。」と。
例をひかれ、
”ある人が成功する秘訣を教えてくれと師匠に懇願する。師匠はここに1000人の署名(あなたを支えますという)を書いてきてもらったら秘訣を教えよう。と言われた。
弟子は色々思案し工夫して、手作りしたものを配ることにした。それをもらってくれる人にお金を取らず、署名を書いてもらうことにした。そして、評判が評判を呼び1000人の署名が集まり、それを持って行った。
「さあ、署名をもらってきたので秘訣を教えてください!」
「あなたはそれをもう経験したでしょう」”
日本人ほど”人のために”お土産を買う人種はいないと聞いたことがある。
プレゼントというほど仰々しいものではなく、手土産という感覚、またはお裾分けという風習が日本にはある。
お土産とは、どんな人にお世話になっているかを確認するのには必要な行為なのだろう。
離れた場所で人のことを思うという時間、行為がじつは大切なことなのかもしれない。
商業行為ではあるが、お土産売り場がどんどん拡大していることは、まだまだ日本も捨てたものじゃないなと感じた。
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あだち すすむ (水曜日, 08 3月 2017 19:10)
お土産品は金額よりも伝える気持ちがこもりますね。わたしは、旅先で土産物店も利用しますが、おもに地元のスーパーや酒屋が多くなります。例えば、大分県で柚子胡椒を買うならば、市民が買い求めるスーパーがお買い得です。酒も地元ならではのイッピンが探せます。
藤野 (水曜日, 08 3月 2017 20:16)
あだち 様
コメント有難うございます。
そうですね、地元の方が財布にも優しいし、掘り出し物もありますね。
製造過程、作られた場所、人、お店の状況等の背景を伝えるのもお土産になりますね。